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iroiroarukedoのブログ

色々あるけど・・・。面白くなかったら、ごめんなさい。

EBMについて その2

EBMにとっての真理とは、「科学的である」ということ。でも、科学といっても、所詮は人間の思考の一様式に過ぎません。では、なにが科学という様式を特徴づけているでしょうか。

カール・ポパーは、反証可能性こそが科学の本質だといいました。すなわち、実験・観察によって、ある言明に反する事実が確認されると、その言明は誤りとなる。

「重いものほど早く落ちる」という説は、ガリレオピサの斜塔の実験によって反証されました。斜塔から落とされた重さの違う二つの球は、いずれも同時に地面に落ちたのです。

「ワインを3本飲むと人は倒れる」という説は、何度も反証されるのをこの目で見てきました。

「火の中に手を入れるとやけどする」という説は、絶対に反証しようとしないほうがいいと思います。

さて、地球からエセ科学の撲滅を誓う正義のユニットEBMが、勝利への道を歩み続けていたその目の前に、ある日、一人のアイドルが彗星の如く現れたのです。

2014年3月、AKBが『前しか向かねえ』で通算3000万枚のCD売上という快挙を成し遂げた翌月の4月9日、記者会見場のカメラの砲列の前で彼女はこう宣言しました。

STAP細胞は、あります」

世界がどよめきました。「小保方さん」こと、小保方晴子氏の反撃が始まったのです。

数多くのファンが見守る中、陋習に凝り固まる科学界の権威に向かって、戦いの幕が切って落とされたのでした。

果たして、どちらが科学的真実なのか。でも、ポパー反証可能性についてもう一度考えてみてください。反証されうるもの、つまり、いつか反証されちゃうかも知れないものだから「科学的」。ということは、科学的理論って言ったって、今のところ反証されていない仮説に過ぎない、ってことになりますよね。結局、科学は真理ではなく、単なる仮説の集合体。再現実験ができなかったとしても、そこには「STAP細胞は存在しない」という仮説があるだけなのです。

例えば、笑気ガスによる麻酔を発見した若き歯科医ホーレス・ウェルズは、1845年、ハーバード大学で大勢の聴衆を集めて公開実験を行いました。しかし、麻酔深度が不十分だったために被験者となった患者は痛みで逃げ出しました。ウェルズは物笑いの種となり、3年後、失意の内に自らの命を絶ちました。米国歯科医師会、医師会がその功績を認めたのは、それから20年ほど経ってからのことでした。

STAP細胞は本当にあるかもしれない。科学界は小保方晴子氏に不当な非難を浴びせ、償うことのできぬ恥辱を与えてしまっているのかも知れないのです。

でも、そんな心配は杞憂に終わりました。

「小保方さん、かわいい」

ファン投票の圧倒的な結果によって、科学の反証可能性は脆くも崩れ去ったのでした。

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