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iroiroarukedoのブログ

色々あるけど・・・。面白くなかったら、ごめんなさい。

医療とフェティシズム その6

(その6)

みうらじゅんの名エッセイ『人生エロエロ』は、「人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた。」の一文で始まります。みうら氏ほどではないものの、私も人生の6分の4くらいは、いやらしいことを考えてきたような気がします。

産婦人科医だからといって性欲が強いわけでもないし、弱いわけでもない.。まわりを見渡しても、皆さん、別に助平でもなければ聖人君子でもない。いたって普通です。ただ、欲望が医療のフェティシズムに向かわない、向かえないだけなのです。

私にとって診察ベッドの上の裸とホテルのベッドの上の裸では、全身タイツと全身ストッキングほどの違いがあります。

しかし、それでも医師による医療現場での事件が起きるのは、それらの医師の欲動に何かのきっかけでフェティシズムが生じ、そのファンタジーに取り憑かれてしまうからでしょう。よく麻酔中になどという事件があり、いったい麻酔のかかった相手に何が面白いのかと思いますが、まさにそのシチュエーションこそが欲望をかきたてるでしょう。

ファンタジーの中に生きることのできる職業人生は幸せだと先に書きましたが、医師に関する限り、医療フェティシズムのファンタジーに囚われることは最悪の事態となります。

最近の医学部では「患者を物としてみるな」とか「患者の気持ちを考えよ」などと人間教育に力を入れているようですが、私は愚かなことだと思っています。また、羞恥心に配慮するなどと内診を個室に設計したりしますが、かえって気持ち悪いです。ずらっと横並びになった内診室で、「物のように」診察をするのが正しい医療者の姿だと私は信じています。

幸いほとんどの医師にとって、医療フェチはジョークにしかなりません。もちろん、各人それぞれのフェティシズムを心の奥深くに抱えて生きているのでしょうが、それが医療に向かうことはないのです。(ただし、整骨院ものは別ジャンルです。)

以上、長々と「医師とフェティシズム」についての論考を重ねてきましたが、これで終わります。最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございました。

え?ところで、お前は何フェチなんだ?

それは・・・・・、ちょっと言えません。

(写真は本文とは関係ありません)

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